棚卸資産=在庫
①継続記録法、②棚卸計算法
商品有高帳
○先入先出法
○移動平均法
○総平均法
全て単価は原価で計算
売上高ー売上原価=売上総利益
在庫の商品を継続記録法で商品有高帳に記入する。その方法を3つ覚えよう。商品有高帳で売上原価が分かれば売上総利益もわかるよ。
棚卸資産とは
棚卸資産とは、販売や消費の目的で保有する資産=在庫のこと。
在庫の数量計算2つ
継続記録法
期中における棚卸資産の受入数量や払出数量を仕入や販売のつど継続的に記録し、常にその時点での在庫数量を把握しておく方法。
→リアルタイムで在庫がわかる。
○先入先出法、移動平均法、総平均法
棚卸計算法
期中においては受入数量の記録のみを行い、期末に棚卸資産の実地棚卸を行うことによって当期の払出数量を推計する方法である。
商品有高帳
仕入・販売に係る商品の出入庫について数量・単価・金額を記入する補助簿である。
商品有高帳は、在庫管理や売上原価の算出に役立つ。
※全て単価は原価で計算する
※売上高ー売上原価=売上総利益
先入先出法
先に仕入たものから先に払い出されると仮定して、期末の在庫金額を計算する。
メリット:実際の仕入・販売の流れと近いため、管理がしやすい。
デメリット:管理の作業工程が複雑となりコストがかかる。
○払出原価:36,500
期首商品棚卸高10,000 | 売上原価36,500 |
仕入62,500 | 期末商品棚卸高36,000 |
売上高(100+20+130+20=270個)✕@300=81,000
売上高81,000-売上原価36,500=売上総利益44,500
移動平均法
棚卸資産を取得するたびに直前の金額と新規取得分の合計額から平均単価を計算する。
棚卸資産ほか、有価証券などの資産の評価にも使われる。
メリット:仕入や販売のたびに損益を把握できる。
デメリット:事務手続きが煩雑になる。
総平均法
仕入れた棚卸資産の価格を合計し、期末の在庫数で割って平均原価を出す。
それに期末の在庫数をかけて評価する。
メリット:計算が簡単
デメリット:決算(月次決算)まで単価(平均原価)が分からないこと。