(売却)
固定資産売却損・固定資産売却益
(除却)
固定資産除却損
貯蔵品
(廃棄)
固定資産廃棄損
固定資産がなくなった場合は、特別損失・特別利益となるよ!
減価償却累計額と減価償却費の計算をしっかりやろう。
売却
勘定科目
売却時の帳簿価額と売却額との差額を、固定資産売却損(特別損失)・固定資産売却益(特別利益)として記帳する。
固定資産として長期間、使用したものを売却する際にでた損益は、「通常の損益」とは考えられないため、特別損失・特別利益となる。
資産 | 負債 |
(有形固定資産) | |
建物など | 減価償却累計額 →マイナスの資産 |
費用 | 収益 |
(販管費) | |
減価償却費 | |
(特別損失) | (特別利益) |
固定資産売却損 | 固定資産売却益 |
売却の計算
建物 50,000で売却、備品取得価額120,000、定額法、間接法、耐用年数5年 代金は翌月入金予定
減価償却累計額:120,000÷5年✕21÷12ヶ月=42,000
減価償却費:120,000÷5年✕4÷12ヶ月=8,000
(参考)
定額定率法の場合:1÷5年=0.2
1年目の減価償却累計額:120,000✕0.2✕9÷12ヶ月=18,000
2年目の減価償却累計額:(120,000-18,000)✕0.2✕12÷12ヶ月=20,400
18,000+20,400=38,400
3年目の減価償却費:(120,000ー38,400)✕0.2✕4月÷12ヶ月=5,440
仕訳
未収入金50,000/備品120,000
減価償却累計額42,000/
減価償却費8,000/
固定資産売却損2,000
除却
勘定科目
不要になった有形固定資産を処分(除却)すること。
残存価値がある場合は、貯蔵品で記帳する。
資産 | 負債 |
(流動資産) | |
貯蔵品 | |
(有形固定資産) | |
機械装置など | 減価償却累計額 →マイナスの資産 |
費用 | 収益 |
(販管費) | |
減価償却費 | |
(特別損失) | (特別利益) |
固定資産除却損 | 固定資産売却益 |
※減価償却累計額と減価償却累計額の計算は、売却と同じ
※除却の場合は、帳簿価額を「1」として、除却の処理はしたものの、使用している固定資産の数を管理する。
※除却した時に固定資産除却益がでる場合は、固定資産を売却して利益を得たときになるので、「固定資産売却益」を使う→固定資産の売却の仕訳となる。
仕訳
減価償却累計額10,000/備品20,000
減価償却費2,000
貯蔵品5,000/
固定資産除却損3,000/
廃棄
勘定科目
固定資産を廃棄処分する時の記帳方法。
資産 | 負債 |
(有形固定資産) | |
備品など | 減価償却累計額 →マイナスの資産 |
費用 | 収益 |
(販管理費 | |
(特別損失) | (特別利益) |
固定資産廃棄損 | 固定資産売却益 |
※除却した時に固定資産除却益がでる場合は、固定資産を売却して利益を得たときになるので、「固定資産売却益」を使う→固定資産の売却の仕訳となる。
仕訳
減価償却累計額10,000/備品20,000
減価償却費2,000
固定資産廃棄損8,000/