有形固定資産の取得は7つの場面を覚えよう

Sky
Sky

付随費用の計算に注意!アスファルトは構築物。
割賦購入は級数法がよく出される。

自家建設は、借りてから建物が建つまでの間の利息を計算する。

現物出資は、「資本金」
交換は迷うのでよく練習すること。

贈与→固定資産受贈益

有形固定資産の種類

1建物償却資産
2構築物償却資産
3機械及び装置償却資産
4船舶償却資産
5車両運搬具償却資産
6工具器具備品償却資産
7土地非償却資産
8鉱山・山林減耗性資産
9建設仮勘定  -
有形固定資産

取得原価

1.通常の購入
2.一括購入
3.割賦購入
4.自家建設
5.現物出資
6.交換
7.贈与

付随費用

購入代金+「買入手数料」「運送費」「荷役費」「据付費」「試運転費」等の付随費用を加えて取得原価とする。

(土地の取得)
建物の取壊し費用、土地の整地費用は取得原価に含める。
舗装費用(アスファルト)は、構築物となるため、取得原価に含めない

一括購入

数種の有形固定資産を同時に取得し、代金の内訳の不明な場合には、時価などを基準に購入代金を按分する。 

割賦購入

車両40,000円、4回払い、割賦価格44,000円

1.購入

車両運搬具40,000/未払金40,000

前払利息4,000/

2.割賦金支払時

未払金10,000/現金10,000

支払利1,600/前払利息1,600

【参考:級数法】

級数法

初年度:利息4,000✕4÷10=1,600

2年目:利息4,000✕3÷10=1,200

3年目:利息4,000✕2÷10=800

4年目:利息4,000✕1÷10=400

自家建設

固定資産を自家建設した場合には、適正な原価計算基準に従って製造原価の計算をし、これに基づいて取得原価を計算する。
建設に要する借入資本の利子稼働前の期間に属するものは、これを取得原価に算入することができる。

原則借入金の利息は期間費用として取扱い、製造原価には算入しない
例外a.その借入金がその自家建設のためだけに使用され
b.その資産が稼働するまでの期間に属するもの
2つの条件を満たす借入金の利息→取得原価に算入OK
自家建設における借入金利息の取扱い

例)

会計期間→X1/1~12月、

建物完成→X1年6/30

借入資本の利子稼働前の期間に属するもの

(仕訳)

建物10,250/材料費5,000

/労務費3,000

/経費2,000

/支払利息250

現物出資

株式を発行し、その対価として固定資産を受入れた場合には、出資者に対して交付された株式の発行価額をもって取得原価とする。

土地10,000/資本金10,000

交換

1)自己所有の固定資産と交換

取得原価:交換に供された自己資産の適正な簿価

仕訳:土地10,000/土地10,000

2)自己所有の有価証券と交換

取得原価:有価証券の時価(時価がある場合)又は適正な簿価(時価がない場合)

仕訳:

★時価あり

土地11,000/有価証券10,000

/有価証券売却益1,000

★★時価なし

土地10,000/投資有価証券10,000

交換

贈与

固定資産を贈与された場合には、時価等を基準として公正に評価した額をもって取得原価とする。

土地10,000/固定資産受贈益10,000

暗記メモ

有形固定資産取得7つ
タイトルとURLをコピーしました