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棚卸減耗損
商品評価損
費用配分の原則と棚卸資産
○払出原価(売上原価)・・・プロダクト対応(製品の売上高と売上原価が個別に対応している)当期の費用→数量✕単価で計算
○次期以降の費用(期末商品棚卸資産)・・・連結環として→費用性資産となる(動態論)。
○棚卸資産は費用性資産であり、基本は取得原価で費用配分の原則によって配分されるはずだが、実地棚卸をして商品が減耗している場合や(棚卸減耗損)、正味売却価格が下がっている場合は(商品評価損)、それらを引いた金額とする。
算定方法
1.個別法・・・宝石など。個別の実際原価。
2.先入先出法
3.平均原価法(①総平均法、②移動平均法)
4.売価還元法・・・売価に原価率を乗じて計算する。
※後入先出法(あまり使われなくなった→原油など輸入をする業種など)
棚卸減耗損
棚卸減耗損1,000/繰越商品1,000
原価性あり・・・売上原価(販管費)
原価性なし・・・特別損失→臨時の事象に起因し、かつ多額である場合、(営業外費用)
商品評価損
商品評価損1,000/繰越商品1,000
正味売却価額が取得原価よりも下落した場合
原則:売上原価に算入(販管費)
例外:特別損失(営業外費用)
正味売却価額=時価ー見積追加製造原価ー見積販売直接経費
期末商品の計算BOX図
仕入5,000/繰越商品5,000
繰越商品8,000/仕入8,000
棚卸減耗損800/繰越商品800
商品評価損900/繰越商品900
※期首商品棚卸高5,000円、期末商品棚卸高8,000円